排水の臭いがする場合の処置
- 博成 椎原
- 2019年3月2日
- 読了時間: 4分
賃貸で内見などの際に下水の臭いが上がってくることがあり、居室の内部が下水臭くなることがあります。
その際の対応方法として様々な方法がありますが、入居しても下水の臭いが排水管から上がっているような場合は下記の点を確認してみてください。
通常生活を行う上で居室の換気や水を流すなど使用していれば、問題解決する場合が多いです。

キッチンや洗濯機置場などの排水溝から臭いが上がっている場合
空室期間が長いと排水管のトラップという部分に水が溜まっておらず、排水管全体の臭いがあがってくる場合があります。
排水溝から臭いが上がってくる場合は、下記の事を試してみてください。
1、水を定期的に出してトラップの水が溜まっている状態にする。
2、市販のパイプ洗浄剤で定期的に清掃する。
3、排水溝のゴミ取りの網を清掃する。

シンク下の棚の中が匂う場合
シンク下は、通気性が悪く排水管も通っているため結露によるカビや排水管の付け根から下水の臭いがする場合があります。
その場合下記の事を試してみてください。
1、防臭剤を置く。
2、排水管がしっかり排水溝に入って、防臭ゴムがしっかりはまっているか確かめる。(隙間があると臭いが上がってきます。)
3、月に1回程度はシンク下も換気する。
4、シンク下の棚を塩素系の洗剤で拭き掃除する。
それでも気になる場合は、下記の項目も試してみてください。
・シンク下排水管の挿入口のまわりをテープや専用の粘土で隙間をふさぐ。

下水臭は発生源特定が難しく、解決しにくい場合も
下水の臭いがするという場合にはいくつかのケースが考えられる。たとえば、単身者向けの古い建物では排水管清掃時に在宅できない居住者が多く、清掃がきちんとできないことがある。
そこに掃除をしない居住者が多く住んでいた場合には排水管内に汚れがたまり、それが悪臭源に。この場合、建物全体で対策を講じないといけないことになり、解決は難しい。 また、マンションのように気密性の高い建物で窓を閉め、吸気をしない状態で換気扇などで排気を行うと、室内外に気圧差が生じる。それを平準化しようと床下などの空気が引っ張られ、それが悪臭源になることがある。
外から新鮮な空気を取り入れ、室内外に気圧差を生じさせなければ悪臭は発生しないわけで、この場合には他の悪臭同様、換気がひとつの解決策になる。具体的には室内の壁に設置された吸気口をチェック、きちんと吸気できているかを確認することである。 「特に冬は寒いからと吸気口を開けたくないという人もいますが、吸気をしないと臭い問題が解決しないこともあります。
また、開けてはいても掃除をしておらず、フィルターが埃だらけという例も。これでは吸気はできないので、たまには掃除をしましょう」。
エアコン臭の時にも掃除をというアドバイスがあったが、たまった埃は悪臭の元ともなる。窓を開けて掃除をしていれば、悪臭に悩まされることも少なくなるというわけだ。 一方で単純にキッチンのシンク下の排水パイプの防臭キャップが付け忘れられているなどのケースもあり、こうした場合はキャップを取り付けるだけで問題は解決する。下水の臭いがすると思ったら、まずは清掃、換気をしてみて、それでもダメという場合には管理会社に相談してみよう。
事例として
新築などの新しい物件で、「長期間留守にもしてないし、水まわりも普段から使っているのに臭い時がある!」という入居者さんも居ました。 調べてみると、そのお部屋の気密性が高いために≪換気扇を使用すると封水が上がってきてしまう≫という現象が起こっていました。原因は空気の流れにあり、換気扇を使う時は窓を少し開けて空気を取り込むことで解消しました。
臭いの問題は快適な生活の妨げにもなります。
参考にしてください。
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